最新更新情報

News

TOP 最新更新情報 2017年 4月

平成28年度 株式会社モンテディオ山形決算について

株式会社モンテディオ山形では、平成29年4月25日に行われた定時株主総会にて、平成28年度(平成28年2月1日~平成29年1月31日)の決算につき、承認を頂きましたので、下記の通りご報告いたします。

(単位:百万円)

 平成28年度予算平成28年度決算
営業収益1,4931,497
営業費用1,5731,514
営業利益(79) (17)
経常利益(55)3
当期純利益(55)3

※詳細については、別紙PDFファイルを参照ください。
※弊社代表取締役森谷俊雄のコメントは、以下をご参照ください。

2016年度 決算について

2016年度の決算についてご報告いたします。営業収益は1,497百万円(予算比 4百万円増)、営業費用は1,514百万円(予算比 59百万円減)となりました。募金収入等による営業外収益20百万円(予算比 5百万円減)を含め、当期純利益は2.9百万円(予算比 58百万円増)と予算を大幅に上回り、黒字を確保することができました。
予算を上回った主な要因は、シーズンシート販売及び開幕戦・県民応援デーの集客による収入増、試合関連経費や販売管理費のコントロールによる費用削減によるものです。また、勝利給等の減少によりチーム人件費が予算に達しなかったことも費用を押し下げる要因となりました。
一方で、広告料・会費については、昨年度(J1)並みの予算を策定しましたが、J2降格の影響等から伸び悩みました。

2017年度 予算並びに経営方針について

2017年度の予算について、営業収益は1,556百万円(前年度実績比 59百万円増)、営業費用は1,570百万円(前年度実績比 56百万円増)、当期純利益5百万円(前年度実績比 2百万円増)としました。純利益での黒字を維持した上で、(1年でのJ1復帰を目指した)2016年度並みのチーム人件費を確保しました。
営業収益は、J2 2年目で広告料収入や入場料収入の落ち込みが予想されますが、各種施策を強化し、収益向上を図ります。また、JリーグとDAZNの放映権契約によるJリーグ配分金の増加を見込んでいます。
営業費用は、チーム強化のためにチーム人件費やトップチーム運営経費を最大限に確保するとともに、お客様へのサービス・ホスピタリティ向上やプロモーション強化のための費用も可能な限り確保しました。一方で、間接コスト等の削減に努め、収益力の向上を図る方針です。

2017年度は、「効率よく稼ぎ、戦力強化への投資を拡大し『強いチーム』をつくる」ことを全社ミッションとしてスタートしました。今、クラブのステークホルダーが求めるチームは『強いチーム』であると認識しています。県民にとって強いチームが誇りであり、株主やスポンサーも『強いチーム』を求めていることを、皆様と日々接する中で強く実感しています。
『強いチーム』をつくるためには、資金を稼ぐ必要があります。2013年~2015年シーズンの3シーズンで、J2から自動昇格したチームは6チーム中4チームがチーム人件費11億円を超えています。また、J1においても、同3シーズンでチーム人件費6億円以下のチームは全てJ2に降格しており、チーム人件費が順位に大きく影響することは否めません。現在、モンテディオ山形のチーム人件費は5億円前後であり、J2でも中位レベルに留まっているのが現状です(2015年度(J1時)のチーム人件費5.7億円は、同年度のJ2 9位に相当)。強いチームをつくるためには、収益を拡大し、チーム人件費を積み増す必要があります。
収益拡大のためには、「入場者数の増加」が起点になると考えています。当クラブのトップチーム事業における収益の柱は、「入場料」「広告料・会費」「グッズ」「飲食」の4つです。入場者数を増加させることが、入場料の増加はもちろん、チーム・スタジアム価値向上による広告料の増加、グッズや飲食の売上増加につながります。「入場者数の増加」がクラブ収益全体の底上げになると捉えています。
当クラブがホームゲームを通して提供しているものは、サッカー観戦だけではありません。“元気や勇気”、そして“楽しみ”です。フィールドでは、選手達が必死に走り、最後の最後まで決して諦めずに全力でプレーしています。ゴールシーンではスタジアム中が歓喜と感激に包まれます。選手やサポーターから放たれる圧倒的なエネルギーからは、“元気や勇気”を感じることができます。また、スタジアム外ではたくさんの飲食売店が立ち並び、様々なイベントも催され、お祭りのような賑わいがあります。売店で山形の名物グルメを食べながら、イベントに参加したり、サッカーを見たりと、休日の“楽しみ”を感じることができます。サッカーを通じた“元気や勇気” “楽しみ”は、当クラブが皆様に提供できる価値であり、モンテディオ山形にしか提供できない価値です。
この価値を最大化し、入場者数の増加・収益の拡大を図り、“強いチーム”をつくることが、モンテディオ山形を支えてくれる全てのステークホルダーの期待に応えていくことであると考えています。また、この価値を最大化するためには、当クラブの企業努力はもちろんですが、皆様と一緒になってクラブを育てていく必要があります。ぜひ皆様も、ご家族やお友達、お知り合いの方々をお誘いの上、みんなでスタジアムにお越し下さい。チーム・フロント一同、皆様に最高の価値をお届けし、一緒に山形を盛り上げることができるよう努めてまいります。今後ともご声援、ご支援を賜りますよう、重ねてお願い申し上げます。


新スタジアムについて

現在、新スタジアム推進事業体設立に向けて検討を続けているところです。設立後は様々なステークホルダー、関係者と情報共有及び協議を重ねながら「新スタジアム基本計画」の策定を進めていく予定です。設置場所や実現方式については、基本計画策定後、事業化の段階で決定すべきものと考えており、現段階で確定しているものはございません。
モンテディオ山形にとっての新スタジアムは、クラブの成長戦略を描くための重要なインフラであるばかりでなく、サッカーを通じて山形全体が元気になるために必要不可欠なものです。皆様方におかれましては、現状を勘案いただき、新スタジアム実現に向けたご理解とご支援、ご協力を賜りたく重ねてお願い申し上げます。

 

2017年4月25日
株式会社モンテディオ山形
代表取締役 森谷 俊雄

 

 

 

新しい記事一覧古い記事